2013年11月14日木曜日

花 ~泣きなさい 笑いなさい~/2010.4.20

「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい」という聖書の言葉がある。よくこの言葉をめぐって、いっしょに喜ぶことと、いっしょに泣くことと、どちらの方が難しいか?という話になることがある。
「いっしょに喜ぶ方が難しい」、
「いや、いっしょに泣く方が難しい」と、いつも意見は分かれるようだ。

しかし、喜ぶ方か泣く方かという見方をしたら、この言葉の本質を見失ってしまうような気がする。問題は「いっしょに喜ぶこと・いっしょに悲しむこと」ではなく、「誰とともに」ではないかと思うのだ。

自分の愛する人・尊敬する人と、自分が憎んでいる人・自分の敵と、どちらの方がいっしょに喜び、いっしょに泣くことがより難しいだろうか。
ともに喜び、ともに泣くということは、自分がその人の「となりびと」になっているかどうかが問われるところだと思うのだが。

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