2013年11月14日木曜日

素直になれなくて/2010.5.4

 教会ではどうしたら神様に喜ばれる生き方ができるか、どうしたら失敗を防げるかについて語られることが多い気がする。もちろんそれは非常に大切なことだ。病気だって、どうやって治すかより、どうやって予防するかを考えて実行したほうが良いに決まっている。

 しかし、転んでしまった時、失敗した時、どうしたら起き上がれるか、どうやって立ち直るかについては、あまり語られていないのではないかという気がする。自分も含めて、人は失敗するという視点が少なすぎるのかもしれない。信仰生活が長くなれば、もう大丈夫、失敗する、間違うことなんかないとは誰も言えないはずだ。むしろ、信仰生活が長い人ほど、つまずいた時・失敗した時に立ち直れるかどうかは難しさも増すのではないだろうか。

 人は失敗する、間違う。この視点を忘れてはいけないと思う。失敗しないように、間違わないように教えるのと同時に、失敗した時、間違った時にどうしたらいいか、どうやって起き上がるのかを共に考え、語ることを忘れないようにしたいと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿